受講者には八女商工会議所から
「八女茶ジュニアソムリエ認定書」が発行されます。
※画像はイメージです。
味が濃く、甘みを感じられる八女茶は高品質な緑茶として、全国的に知られています。その生産地・八女市で2022年にスタートした「八女茶ソムリエスクール」は、お茶を知り、味わい、おいしく淹れるための学びの場です。伝統的な建物が立ち並ぶ八女福島の趣ある町家で、好奇心を満たしませんか。
知る、味わう、淹れる。八女茶を学ぶ。
講座スケジュール (時間は10:00〜15:30予定)
1回目
開講式
午前:座学/八女茶の歴史、生産・流通概要
午後:福岡県農林水産総合試験場 八女分場 見学
座学は、八女茶の歴史や生産・流通概要について、八女茶ソムリエスクールの仁田原校長と福岡県農林水産総合試験場 八女分場の分場長が詳しく講義します。2人とも八女茶のオーソリティーです。午後からの見学では、さまざまな八女茶の茶種が栽培されている茶畑の見学や、茶摘み機械の見学と試乗、工場見学などを行います。当スクールでしかできない専門的な学び体験です。
下記は過去の講座内容です。2025年の内容については、若干の改訂を加えて、2024年内に発表いたします。
2回目
午前:茶摘み体験と荒茶工場 見学
午後:伝統本玉露園 見学
八女茶の一大産地である八女中央大茶園で茶摘み体験。70haの広々とした茶畑で、生産者からレクチャーしてもらいます。大茶園は360度見渡す限りの茶畑の景色が圧巻で4月から5月がベストシーズン。晴れた日には高台から有明海や島原半島を一望できます。午後からは、八女茶発祥の地・霊巌寺を見学後、八女が誇る「八女伝統本玉露」の茶畑に移って茶摘みを体験します。
3回目
午前:仕上げ工程 見学
午後:八女茶のおいしい淹れ方
お茶の仕上げ工程を見学します。実際に八女茶を製造している会社に行って見学。仕上げ工程とは、茶葉を選別してブレンド(合組)し、乾燥(火入れ)させて包装するまでのことです。午後からは、八女茶のおいしい淹れ方の講義。お湯の温度やお湯を入れた後の時間、さらに湯飲みへの注ぎ方などポイントを押さえて教えます。
4回目
午前:手もみ茶体験
午後:八女福島 白壁の町散策
午前中は手もみ茶体験をします。手もみ茶とは、お茶づくりの原点となる製法で作り上げたお茶のことです。揉む→乾燥の工程を繰り返し行って茶葉をつくり上げます。午後からは、八女市福島地区の白壁の町散策。17世紀初旬に福島城を囲むように構成された城下町が、今もその姿を残しておりカフェや店舗として生かされている建物も多くあります。ゆっくり歩いて歴史を感じてください。
※イメージ画像
5回目
午前:座学/「浅茶」「普通」「深蒸し茶」の違いほか
午後:茶の品質鑑定・審査、茶歌舞伎体験、和紅茶について
午前中の座学では、製法や工程の違いを学びます。「浅茶」「普通」「深蒸し茶」について講師が詳しく説明します。
八女茶は全国の茶品評会で毎年上位に入賞しています。午後は、そんなお茶の品質鑑定や審査について学びます。各地のお茶の種類を当てる「茶歌舞伎」の体験も。また、近年さまざまな日本茶の産地で作られている和紅茶についても、日本茶との製造方法の違いなどを学びます。
6回目
午前:座学/ペアリング
午後:体験と座学
閉講式
最終講義は、これまでの学びの集大成として、食事とのペアリングを体験します。フランス料理にワインではなく、八女茶を合わせるとき、どのように考えるのか。料理の素材と八女茶の特徴を知り、合わせる方法を学ぶ回。日本茶鑑定士が専門知識を披露します。午前は座学、午後からは実際に味わいながら、料理と八女茶が醸す奥深い世界に触れていきます。
※イメージ画像
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